修了式式辞

平成30年度修了式式辞 

 校庭の桜を見ると、今にも咲き出しそうなつぼみばかりで、つぼみによっては、もう、花びらが見えているものもあります。1年は早いもので、4月9日の始業式で始まった、桜小学校の平成30年度も、修了式を迎える頃となりました。
 みなさんは、この1年、生活場面では、人の気持ちを考え、優しく温かい気持ちで友達と生活することができました。行事や集会で、ペア学年で下級生に優しくしたり、大きな声で挨拶をして人を幸せな気持ちにしたりすることができました。また、学習場面では、落ちついてこつこつと努力をして、4月の頃より、力を伸ばしました。授業中にみなさんの教室へおじゃましたり、廊下を歩いていたりすると、まっすぐに手を挙げて意見を言ったり、発言する人に体を向け、きちんと話を聞いたりすることができていました。休み時間に計算練習をしたり、リコーダーの練習をしたりする人もいました。みなさん一人一人がとても一生懸命頑張りました。また、日頃の体育の授業では、大きなかけ声をかけ、とても一生懸命に体を動かしました。運動会では、立派な入場行進から始まり、各学年の競技に熱心に取り組みました。部活動の競技会では、最後の最後まで点を取ろうとする姿や心を落ち着け、集中して演技しようとする姿がたくさん見られました。これらのように、みなさんは、桜小学校の校訓「やさしく」「かしこく」「たくましく」をきちんと実行しました。一人一人の素晴らしい頑張りがたくさん見られた1年間でした、とてもうれしく思います。

 さて、あと2週間もするとみなさんは、今までより学年が一つ上がります。1年生のみなさんは新1年生が入ってきて、ひとつお姉さん、お兄さんになります。新1年生のみなさんは、一番近いお手本になります。きっと素晴らしいお姉さんお兄さんになれると思います。頑張ってください。また、5年生のみなさんは、いよいよ最上級生になります。おとといの卒業式では、とてもとても素晴らしい姿勢、歌声で卒業式に華を添えてくれました。お客様も、在校生の代表としてのみなさんのことをとても褒めていました。私もみなさんの頑張りに感動しました。みなさんは既に素晴らしい桜小学校のリーダーだと思いました。また、その卒業式ですが、実は、今朝、ある卒業生のお父さんから、お電話をいただきました。「昨日の卒業式で、5年生の子たちの態度がとても良くて、大きな声であいさつをして、感動したので、それを伝えたくてお電話しました」という内容でした。改めて、5年生の子たちは素晴らしいリーダーだと思いました。
 2年生から4年生のみなさんも、学年が一つ上がります。今ここにいるみなさんは、自分の下の学年の子たちが増えることになります。学年が上がるにつれて、下の学年の子たちが増えます。それぞれのお手本になれるよう、そして自分のためにがんばっていってほしいと思います。

 平成30年度、みなさんは、本当によく頑張りました。素晴らしかったです。みなさんは、私たち先生一人一人の自慢の子どもです。また4月に元気な姿を見せてください。

 以上で式辞とします。
                  平成31年3月22日
                    弥富市立桜小学校長 安江利成

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