校長室から

7月17日
 7月に入った最初の週に、「いいとこ見つけ集会」を行いました。本校で恒例になっている集会で、学期ごとに開催しています。生活委員会の児童が、各学級で頑張っている人を、どの様な面で頑張っているかを紹介し、皆で称えあう集会です。紹介される児童は、各学級の先頭に皆の方を向いて立ち、生活委員会の児童が頑張りを説明し、それを皆で聞き、全校で拍手をします。
「落とし物を拾ってくれたり、仕事の手伝いを頑張ったり、元気に挨拶をしてくれたりと、明るくて優しい姿が、好かれています」
「まわりを見渡して、自分が給食当番でない時も、一緒に食器を片づけたりしてくれます。そのため、学級は温かく、優しい雰囲気で包まれています」
「2人は、遊びのリーダーです。また、そうじの後は、毎日ぞうきんを洗濯ばさみできちんととめています。毎日頑張っているかっこいい2人です」
「足をけがして速く歩けなかったときに、手をつないでゆっくり歩いてくれてうれしかったです。体育の時、ラインカーやコーンを頼まれなくても用意していました。砂遊びの時、砂がいっぱい入ったバケツを持ってくれました。そんな優しさを、みんなは、喜んでいます」
「みんなが楽しくなるような遊びを考えて、近くにいる友達を誘って遊ぶ姿がすてきだと思います」
「人に意地悪なことをせず、楽しいときは大きな声で笑い、まわりまで楽しくしてくれます」
 内閣府のホームページによると「自分自身に満足しているか」との問いに対して、満足している割合が、先進諸国が7~8割に対して、日本は4割ほどです。自己肯定感を高めることにより、自分に自信がもてるようになり、前向きに挑戦していけます。そのためには、「ほめること」が大切です。ほめられれば、気持ちが素直になり、他人に対しても優しくなれます。そして、人のためにもっと頑張ろうと思うようになり、積極的に他者や環境を受け入れ、良好な人間関係を築いていける傾向にあります。また、ほめられることによって、ほめられるような自分、成功する自分に出会うことにもなり、自尊心や自信が生まれ、自分で行動できるようになります。
 集会では、生活委員の児童が紹介する内容に、真剣に耳を傾け、温かい拍手を送る姿が見られ、とても良い空気が流れていました。子どもたちの姿を見ていて、我々も子どもたちの良いところを今まで同様に、たくさんほめ称えていこうと思いました。そして、子どもたち自身も、友だち同様、自分の良いところにもたくさん目が行く人に育っていってほしいと思いました。 
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