校長室から 5月(3)

 5月26日(金)の給食は、写真のようなものでした。メニューは、五目うどん、牛乳、冷しゃぶサラダ、手作りアップルパイ。弥富市の給食は、おいしいと巷で評判ですが、それにもまして、品の良さを改めて感じました。それは、アップルパイに紙ナプキンがついていたことです。子どもたちに大人気の、コッペパンを揚げて、ココアパウダーをかけた「揚げパン」には、パウダーで手が汚れるので紙ナプキンは必要ですが、アップルパイの場合には、直接手づかみで食べても、揚げパンのように手が汚れることはほとんどありません。しかし、ナプキンがあれば、手づかみではなく、ナプキンで包んで食べることができます。また、食べ終わった後、口を拭くこともできます。それらの仕草を想像すると、ナプキンがあると品良く食べることができそうです。言葉ではうまく表せませんが、ちょっとした工夫や配慮により、楽しい会食になったり、上品さや高級感が増したりします。
 給食をいただきながら、この紙ナプキンのようなさりげない、それでいて意義深い工夫や配慮を、子どもたちを育てる我々教職員こそ、意識していきたいと思いました。
 同じ、5月26日(金)、中日新聞社の『中日子どもウィークリー』英語学習面の「とらい姫の学校訪問」コーナーの取材で、お客様がみえました。中部9県の小中学校を、毎月1校取り上げていて、今回、桜小学校に取材にいらっしゃいました。本校ALTのアレヤノ・シャマ先生との外国語の授業の様子を取材されました。ALTの先生との授業が始まって、まだ3回目でしたが、子どもたちは、今年度から桜小にみえたシャマ先生から、明るく楽しく学び、記者の方は、シャマ先生とのスムーズな展開に、「素直でよい子たちですね」と感想を述べてくださいました。6年生らしい最上級生の面と、素直な子どもらしい面のバランスがよく、参観していても清々しい思いになりました。改めて、「素直さ」を大切にしていきたいと思いました。記事は、8月か9月頃の土曜日に掲載されるようです。
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校長室から 5月(2)

 今、桜小学校では、日常のあいさつ、朝礼や下校、授業のはじめとおわりのあいさつ、体育時の号令等を大きな声で行うことを心がけています。特に授業のあいさつなどは、校長室にいても聞こえてくるぐらいです。大きな声を出すということは、難しいことではありませんが、大きな声を出そうという気持ちがなければ、出るものではありません。週の初めの朝礼を大きな声で始めることにより、一週間頑張ろうという意欲が高まります。大きなあいさつで授業を始めることにより、授業に取り組む意欲も高まります。また、はじめに大きな声を出すことにより、発言するときの発声練習にもなります。まずは我々職員から大きな声を出し、率先垂範していこうと思います。
 6月3日(土)に開催される南ブロック陸上競技会に向けて、陸上部員が練習に励んでいます。練習風景を見ていて、感心したことがあります。それは、練習を頑張る姿もそうですが、校舎の隅に置かれたカバンやヘルメットの整頓の様子です。一人一人が、場所をたくさんとることなく、しかも整然とカバンやヘルメットを並べて置いていました。「えらいね、きれいに揃えて」と一人の女子児童に言うと、「この方がきれいだし、みんながこうやって置いているので、私もそうしました」と答えてくれました。きちんと揃っていると、気持ちも揃います。「自分一人ぐらいいいじゃないか」ではなく「一人一人がお互いのために」という気持ちが感じられ、5月のそよ風のように爽やかな気持ちになりました。全校児童にも紹介していきたいと思います。
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校長室から 5月(1)

 そっと目をこらして新緑を見つめていると、濃い緑、黄緑、ブルーがかった緑、さまざまな色彩に思わぬ発見をしてしまいます。季節は着実に進んできました。春というより初夏と言いたくなるような今日この頃です。
 月曜日の朝礼で、子どもたちは、いつも体育館のガラスが割れるかと思うほどの大きな声で「おはようございます」とあいさつをしてくれます。このあいさつを聞くと、まさに心が洗われるといった心境になります。先日、海南病院の患者の方が、「桜小学校の子たちの大きなあいさつや歌声、体育の時の号令を聞くと、元気が出てくるわ」と話してくださいました。それを伺ったとき、どれぐらいの声で聞こえるのかなと思っていましたが、実際に海南病院へ行く機会があり、何気なく過ごしていると、大きな声が聞こえてきました。確かにこれを聞くと元気が出てくると思いました。朝の職員の打ち合わせで話をしたところ、担任の先生が子どもたちにそれを伝えてくれ、ある学級では、海南病院の方を見て歌っていたほどです。そんな子どもたちの、温かく素直な反応にも、うれしくなりました。
 先日の朝礼で、「みなさんのこのあいさつを桜小学校の名物にしましょう」と話をしました。朝のあいさつ、授業時のあいさつ、体育の授業時の号令等々、気持ちの良いあいさつを職員も子どもたちも、お互いが交わし、薫風のように清々しい桜小学校にしていきたいと思います。
 本校が取り組んでいる道徳の研究が進んできました。「いいとこみつけの木」も、もう間もなく、桜から若葉に変わります。階段の道徳標語も、間もなく新年度分に変わります。道徳の研究を通して、人の気持ちや考え方を柔軟に受けとめられる、正に心豊かな子どもたちを育てていきたいと思います。
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