校長室から

2月18日
 2月17日(月)の朝礼にて
「今朝も6年生のみなさんが真っ先に体育館に入場し、良い姿勢で静かに待っていてくれました。その後、5年生が続き、下の学年のみなさんが静かに入場し、落ち着いた空気の中で全校が集合することができました。6年生のみなさん、ありがとうございました。
 卒業まであと23日、学年の修了まで25日と、残りの日々が少なくなってきました。6年生のみなさんはもちろんですが、他の学年のみなさんも、今のこの学級で、この仲間で生活するのは、大げさかもしれませんが、一生で最後です。中学校や次の学年で同じクラスになる人もいますが、今の学級の仲間で生活するのは、一生で最後です。今の学級の仲間を尊重し、大切にし、そして一日一日、一時間一時間を大切にして生活していってほしいと思います。人は、周りの人のおかげで成長します。『こんなことを言ったら人はやっぱり嫌だと思うだろうな』『そんな考え方もあるんだ、なるほど』『私もあの子のようにがんばろう』などと、おうちの方、友達や先生、地域の方のおかげで成長させてもらっています。先日、廊下を歩いていたら、朝の歌で、弓削田健介さんの『しあわせになあれ』の歌声が聞こえてきました。あの歌詞では、人は誰もが多くの人に『幸せになるんだよ』と祈りを込めた名前を付けてもらっている、大切にされている存在なんだよと書かれていましたよね。つまり、誰もが、大切な大切な存在で、しかも自分を成長させてくれる大切な人なのです。残り少ない日々を、周りの人を大切にし、周りの人に感謝する日々にしていってほしいと願っています。特に、6年生のみなさん、みなさんと顔を合わせる日が少なくなっていき、私自身も寂しい気持ちになっていきますが、残りの日々、一日一日を大切に過ごしていってください」

 朝礼が始まる前にいつも児童会役員の子どもたちが体育館の会場準備をしてくれます。昨日も児童会役員の子どもたちが、素早く準備を整え、6年生が入場してくるまでの間、良い姿勢で待っていてくれました。この段階で、緊張とは違う、ピンと張りつめた穏やかな空気ができていました。このような空気を醸し出すことができる児童会役員の子どもたちにも頭が下がりました。
 
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校長室から

2月6日
 朝、登校指導を終えて学校に戻る途中、市役所あたりまで来ると、「おはようございます」という大きな声が聞こえてきました。東門まで来ると、「あいさつ運動」のたすきをかけた子どもたちが大きな声であいさつ運動をしていました。その大きな声と一生懸命な姿に感心しながら、私も「おはようございます」と声を返しました。
 そして、感心することは、もう一つありました。それは、些細なことかもしれませんが、その子どもたちのかばんが整然と置いてあったことです。当番の子どもたちは、朝教室へ行く前に昇降口付近にカバンを置くのですが、きれいにそろえてありました。「きちんとそろえてあると、気持ちがいいね、ありがとう」と声をかけました。子どもたちはにこっとして、あいさつを続けました。その後、あいさつ運動を終えると、手慣れた手つきで、今度は、たすきをきれいにたたんで箱に並べていました。「これなら次の人が使いやすくていいよね、ありがとう」と声をかけました。そんな子どもたちの姿に礼儀正しさを感じるとともに、きっと教室や家でも同じような場面で、こんな風にやっているんだろうなと思い、子どもたちの誠実さや礼儀正しさに身の引き締まる思いがしました。
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校長室から

2月3日  
 今朝、朝礼にて
 今朝、久しぶりの朝礼を行いました。インフルエンザや風邪の流行を防ぐため、先回の朝礼は行いませんでした。全校が一同に集うのは、気持がよいものです。
 いつも朝礼があるときは、6年生が一番に体育館に入場し、静かに待つ中で、5年生が入場し、下級生が続くのですが、今日は、たまたま6年生よりも5年生の方が先に入場しました。入場後の様子を見ていると、良い姿勢で静かに待っていました。すると、その後に入ってくる児童らも皆、静かに入場し、良い姿勢で待つことができました。今まで6年生が手本となり下級生に示してきたことが、さりげなく引く継がれていく姿を見て、嬉しくなりました。このことは、子どもたちにも朝礼の中で話しました。些細なことかもしれませんが、こうやって良い伝統ができていくのだと思いました。
 また、今日は節分であること、これは、季節を分ける日であり、明日は立春であることを話しました。そして、日本では立春を1年のはじめのようにとらえていて、言ってみれば、今日は大みそかのような日であるので、自分を振り返り、新たに目標をもつのに良い日であることなども話しました。また、豆まきの「まめ」の由来は、「魔滅」(まめ)でもあることを話すと、「自分の中の良くない心を追い出すってこと」とつぶやく児童がいました。
 6年生は卒業まで32日、在校生は修了まで34日です。残りの日々を、自分自身の成長のために、また、次年度の桜小の下級生への手本として、頑張っていきましょうと話し、朝礼を終えました。ご家庭でも、立春にあたり、新年度や将来への抱負や意気込みなどについて、お話しいただけるとよいかと思います。
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