校長室から(10月)

 2016年は、10月7日(金)が寒露。立秋から数えて60日目。朝晩は冷え込み、野外の草木や岩の表面に付いた露も次第に冷たくなってきました。本格的な秋の到来です。

 運動会も終わり、いよいよ各部活動の大会が行われる時期がやってきました。10月は、市民なぎなた大会を皮切りに、サッカー・バスケットボール競技会が行われます。子どもたちは、1学期から夏休みも含め、半年近く練習を重ねてきました。
 10月6日(木)朝の時間に、全校児童による、弥富市なぎなた大会壮行会が児童会主催で行われました。なぎなた大会に出場する選手を全校児童で激励する会ですが、その会で、私は、なぎなた部の選手の素晴らしさに圧倒されました。私だけでなく、会場の子どもたちも圧倒されていました。

 まず、入場する前に、選手は入り口付近で待機していたのですが、既に選手に気合いが入っていて、その横を通っただけで、鳥肌が立ちました。選手の体からあふれ出る気で、周辺の空気がピーンと張り詰めていて、なんとも言えない緊張感を味わいました。
 やがて、選手が入場し、なぎなたの演技を披露したのですが、今度は、選手全員の気が体育館中に行き渡り、流れに切れ目がなく、私たち教員も含め、子どもたちも誰一人として、拍手ができませんでした。すべての演技が終わったところで、ようやく拍手ができた程です。それだけ、選手は集中していました。当然、演技はよく引き締まり、美しく、自分自身、鳥肌が引いていかなかったことは言うまでもありません。
 学校以外でなぎなたを練習している選手が少ない中で、弥富市生涯学習課の迫先生はじめ、保護者の皆様、なぎなた部顧問、桜小職員等々、多くの方々が温かく見守る中で、子どもたちが熱心に練習してきた、その証が形として現れたんだなと思い、畏敬の念すら覚えた壮行会でした。また、迫先生は、「子どもたちの素直さ、まじめさ、先生たちの熱心さが子どもたちのもてる力をさらに伸ばしていきましたね」と仰ってみえました。

 10月8日(土)の大会では、開会式での素晴らしい態度に始まり、演技も素晴らしい出来映えでした。10日(月)弥富市民体育祭では、本部テントのすぐ前で堂々とリズムなぎなたの発表を行いました。なぎなた部の選手の頑張りを残りの部活動の競技会への励みに、そして、これからの桜小学校のますますの発展につなげていきたいと思います。
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学校だより「さくら」 No.6~No.8

学校だより No.6

学校だより No.7

学校だより No.8


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校長室から(9月その3)

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉のように、少しずつ暑さも遠のいていきました。

9月24日(土)には秋の涼やかな空気の中、桜小学校運動会を盛大に開催することができました。弥富市長様はじめ、多くのご来賓の方々、保護者の方々、祖父母の方々、地域の方々に厚くお礼申し上げます。また、途中、少々の降雨もありましたが、大きく中断することなく閉会式を迎えることができたことに深く感謝します。

運動会を終えて、私なりに良かったなと思うことは、今まで以上に職員と児童の心のつながりが強くなったと感じられたことです。以下は、1・2年生の表現運動「夢へジャンプ」についての感想です。

<職員の感想>

最初は難しいダンスを踊ることができるか、とても心配していましたが、誰一人としてあきらめることなく、取り組むことができました。子どもたちは、休み時間にも一生懸命練習していました。保護者の方から、家でもずっと練習していますと教えていただいたこともありました。私自身、子どもたちとダンスを踊る時間がとても楽しく、日ごとに上手になっていく姿に感動し、最後の練習では、「これで終わりか…」と寂しくなりました。本番では、笑顔いっぱいでダンスを踊ることができ、保護者の方々からも「良かった」とのお言葉をたくさん頂戴し、とてもうれしく思いました。

<児童の感想> 

私は、運動会の中でもダンスが一番心に残っています。みんなで心を合わせて踊ったダンスは、とても良いダンスになったと思います。お昼ご飯の時、「ダンス上手だったね」と言われたので、とてもうれしかったです。上手だったねと言われたのは、私たちみんながいっぱい練習したからだと思います。みんなで、楽しく、思い出に残るダンスが本番に踊れて、とてもうれしかったです。練習をどんどん積み重ねていって、やっと本番で練習のときより良いダンスができたと思います。とても良い運動会に、良いダンスができたと思います。

より素晴らしい演技を創り上げ、子どもたちに感動を味わわせたいと願う職員と、それに応えて一生懸命練習し、当日、最高の演技をしようとがんばる子どもたちが輝いて見え、そしてその心のつながりの強さが素晴らしく感じられました。各学年の演技・種目、ブラス・バトン部の発表等においても、自主的に家で練習したり、公園で保護者の方と走る練習をしたりしていたという話をたくさん聞きました。また、元気の良い行進、礼の仕方、途中の姿勢、応援等、演技・競技以外の面においても、しっかりやろうとする子どもたちの姿を見て、たいへん感激しました。

今回の運動会で、職員と子どもの間に、深い心のつながりが感じられ、これからの桜小学校のますますの成長が楽しみになりました。


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