沿革

本校の校区内には、JR関西線・近鉄・名鉄・国道1号線が通り、交通の便がよい。昔から金魚の養殖が盛んなところであり、今でも通学路脇にはいくつもの金魚池が見られる。コミュニティーの活動が盛んな土地柄で、地区の伝統行事などもしっかり受け継がれている。一方、ここ数年、交通の便が良いこともあり、急速に宅地化が進み、それに伴って、学区の人口は増加している。
本校は、昭和33年、旧弥富中学校跡地に弥富小学校(現・弥生小学校)から分離して誕生した。当時、14学級、665名であった児童数は、平成22年度は、32学級、児童数1033名まで増加し、海部地区で最大規模の小学校となった。今後もさらに児童数の増加が見込まれることから、過大規模校解消のため分離校の建設が進められ、平成25年4月1日、日の出小学校が開校した。
その結果、平成25年度の桜小学校の児童数は406名、学級数14学級となった。
(研究歴・受賞歴)
昭和41年度 ソニー理科教育振興賞を受賞
昭和55~56年度 海部教育事務協議会の研究委嘱を受け「一人ひとりの読みを深めるために」のテーマで研究を推進
昭和57年度 国語教育で、読売教育賞を受賞
昭和58年度 全国自作視聴覚教材コンクールで優秀賞を受賞
平成8~9年度 海部地方教育事務協議会の研究委嘱を受け「感動ある学校をめざして-発見と追究のある教材開発を通して-」のテーマで研究を推進
平成10年度以降は、
・体験を重視し、お互いを認め合いながら学ぶ感動を通して、「生きる力」を育てる。
・「基礎的・基本的な内容を確実に身につけていく指導の充実と、個性を生かし伸ばすための授業改善に努める」を基本方針に、「国語」「読書活動」「算数」の分野を中心に研究を推進。
平成22年度~平成24年度は、「情報化社会に生き子どもの育成」というテーマの下、ICT機器を活用することで基本方針に迫れるよう研究を進め、授業でICT機器を活用することを通して児童の関心意欲を高めるとともに、情報の収集・整理・発信する力や情報モラルを身につけさせることをめざした。
平成25年からは、学校評価の分析結果、児童の実態を踏まえ、「心の教育」の充実が喫緊の課題であることを全職員が認識し、道徳教育に力を入れ、「自他のよさを認め、よりよい人間関係を築いていくことができる児童の育成 」を研究課題に設定し、研究を推進。

平成28年度・29年度、海部地方教育事務協議会より委嘱を受け、道徳教育の研究を推進。研究主題を「自己への問いかけを深め、よりよい生き方を求める児童の育成 ~心の成長を実感できる道徳教育を目指して~ 」と定めて、平成30年度より教科化される特別の教科道徳について、授業方法、評価方法を含め、道徳教育はどのようにあるべきかを研究。平成29年11月、研究発表会実施。

平成29年度・30年度、文部科学省より人権教育研究指定校事業の委嘱を受け、人権教育の研究を推進。研究主題を「人権感覚を磨き、豊かな人間関係を築こうとする児童」の育成とし、思いやりの心や感謝の気持ちを育てる授業や児童会活動を中心に研究を進めた。平成31年2月、紙面にて研究成果を報告。

令和元年度・2年度は、「児童一人一人が充実感をあじわえる授業の創造」の研究主題の下、「できた!」「わかった!」を実感できる算数学習について研究を進めている。


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