学校だより「さくら」 No.5

学校だより No.5


カテゴリー: その他

校長室から(6月)

6月は梅雨の季節。先日、東海地方も梅雨に入りました。町や野山を彩っていた若葉も、青葉に変わりつつあります。新緑の季節は惜しいことにほんの束の間ですが、よりしっかりとした青葉を待ち望む今日この頃です。夏ももうすぐです。

桜小学校では、道徳教育の研究を続けて今年で4年目になります。昨年度までは、「自他を認め、よりよい人間関係を築く」ことについて研究を進めてきました。今年度と来年度は、「自己への問いかけを深め、よりよい生き方を求める」ことについて研究を進めています。そして、その中で「心の成長を実感できる」道徳教育を推進していきます。

ひとつの題材をもとにお互いに考えを出し合い、意見交換する中で、自分にはなかった価値観や考え方に触れることにより、自分の中に新たな価値観を形成して、心を成長させようというものです。愛知淑徳大学の柴田八重子先生にご指導いただきながら、子どもたちに心の成長を実感させられるような授業を展開しようと、全職員一丸となって研究に取り組んでいます。

また、授業だけではなく、友だちの良いところを見つけようということで、『いいとこ見つけの木』を作成して掲示板に設置したり、地域の一員としての自覚を高めさせようと、公園で地域清掃を行ったり、「思いやり」、「公共心」、「信頼」などといった道徳に関する価値項目を言葉にした『のぼり』を作成して街頭の数カ所に設置したりしました。   

道徳教育の推進のもと、いろいろな動きが出てきました。先日の南ブロック小学校陸上競技会では、男子5位入賞、女子3位入賞を果たしました。なぎなた部の活動も始まりました。やがて、各部活動も始まります。学校全体が活気づいてきました。


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校長室から(5月)

立夏を過ぎ、風薫る5月。野山には白い卯の花が咲き、春から夏へ草木の花は紅から白へと移り変わる。薫風は木々を揺らし、若葉をそよがせ、あたりを夏色に染めていく。すべてが成長する新緑の季節の始まりです。

新学期がスタートして1ヶ月が過ぎました。子どもたちも職員も新緑の季節にふさわしく、はつらつと生活しています。

今年度は、朝礼や集会における入退場の順番を変えました。高学年が静かに入場し、低学年が整列するまで静かに待ちます。退場も、高学年が整然と退場し、低学年がその姿を見てまねをして、退場するというものです。以前は低学年が先に入退場していました。特別なことではないかもしれませんが、高学年、特に6年生には学校全体のお手本であるという意識が今まで以上に芽生えてきました。頼もしく思います。

その6年生が先日、修学旅行に行ってきました。事前に、周りの人が幸せな気持ちになるように、「こんにちは」「ありがとうございます」「さようなら」といった挨拶をきちんとしてきましょう、できれば相手の方よりも先に挨拶しましょうと話をしました。すると子どもたちは、旅館の方や見学地の職員の方、一般の方々にもたくさん挨拶をしていました。また、旅館の方からは、「礼儀正しい子たちですね」といったお言葉も頂戴しました。挨拶をされた方の顔を意識して見ていましたが、瞬間顔が緩み、その場の雰囲気が和やかになるのがよく分かりました。また、現地の職員の方には、「よく挨拶してくれてすがすがしいです」と言われました。旅館では、下足箱の靴のかかとがきちんとそろえられており、旅館も美しいのですが、かかとがきちんと並んだ靴の入った下足箱、玄関が一段と美しく見えました。

これからも温かい挨拶やはき物そろえはもちろんですが、ちょっとした笑顔や優しい声かけ、人を思いやる優しい振る舞いなどにより、人を幸せな気持ちにさせられる、そんな心優しい子どもたちを育てていきたいと思います。


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