〈主題名〉
勇気を出して
〈資料名〉
手のひらの中の勇気
〈内容項目〉
A-⑤ 勇気
〈授業のねらい〉
主人公の心の迷いを、自分に置き換えて考えさせることにより、正しいと思ったことを勇気をもって行ったときのすがすがしい気持ちを感じ取らせ、正しいことを行おうとする心を養う。
〈資料のあらすじ〉
「ぼく」は、借りていた学級文庫を、登校中に水たまりに落としてぬらしてしまいます。帰りの会でぬれた本にについて話題になりますが、自分がやったことを言い出せませんでした。「ぼく」は父から「自分が正しいと思うことをおそれずにやることも勇気だ」と言われ、明日、みんなに言おうと決心します。
〈授業の様子等〉
教師の「あなたが『ぼく』なら、このあとどうしますか」の問いかけに、「悪いことをしたのだから、謝らなければならない」「本が乾き、だれにも迷惑がかかっていないのだから、謝らなくてよい」など、多くの意見が出されました。その後の意見交流を経て、子どもたちは、勇気について考えを深めることができました。
〈家庭で話し合ってほしいこと〉
家族が、お互いに、過去に自分がしてしまった過ちと、そのとき自分がどうしたかについて話をし、良いことと悪いことを判断して行動することの大切さについて議論してみてください。