〈主題名〉
家族のために
〈資料名〉
ぼくの名前呼んで(「きみがいちばんひかるとき」6年)
〈内容項目〉
C-⑮
〈授業のねらい〉
太郎の気持ちに寄り添いながら、家族の一員として、どうすればよりよい家族生活を送ることができるのかを話し合うことを通して、自分は、父母や祖父母が愛情を注いで育ててくれたかけがえのない存在であることに気付き、父母や祖父母を敬愛し家族の幸せを求めて、よりよい家庭生活を築こうとする心情を養う。
〈資料のあらすじ〉
聴覚障がいの両親をもつ太郎は、ある日学校で、脳性麻痺の子をかばいけんかをします。相手はその際、「おまえ、父ちゃん母ちゃんから、名前を呼ばれたことがないだろう」とバカにされてしまいます。言いようのない憤りをもって走り帰ってきた太郎を父は、しっかりと抱きしめた後、ゆっくりと手話で話し始めました。
〈授業の様子等〉
教師の「父親の手話を、まばたきもせず見つめていた太郎は、どんなことを考えたでしょう」という問いかけに、「これからは、父母に優しく接していこうと思った」「耳が聞こえないことは、悪いことではない。父母の生き方に誇りをもって生きていきたい」などの意見が出されました。その後の意見交流を通して、よりよい家庭を築いていくことの大切さについて、考えを深めることができました。
〈家庭で話し合ってほしいこと〉
よりよい家庭を築いていくために、家族一人一人が何をしたらよいかを話し合ってみてください。