校長室から 3月

 時が経つのは早いもので、3学期も終わりにさしかかり、卒業式まであと7日となりました。厳しい寒さも少しずつ和らぎ始め、校庭の桜のつぼみも大きくなってきました。まさに、自然の摂理の素晴らしさを改めて感じるときです。
 昨日、6年生を送る会を行いました。給食や清掃、通学班、委員会活動、クラブ活動、部活動、ペア学年交流、運動会等々、様々な場面でお世話になった6年生に感謝の気持ちを表そうと、児童会や実行委員会が企画・運営して行った集会です。とても心温まる良い集会になりました。
 1年生から5年生まで、先ずは学年で出し物を披露しました。1年生がダンスを披露すると、ステージ側の6年生から手拍子が自然と沸き起こり、フロアにいる全員が手拍子で盛り上げました。どの学年の発表にも6年生の児童は、ニコニコしながら、しっかり発表を見つめていました。どの学年からも最後に、「中学校へ行っても頑張ってください」とのエールが送られました。とても心温まるひとときでした。そして、5年生まで発表が終わってから、一人の職員の「ちょっと待った~」の声で、職員がフロアの中心に行き、数日前から練習してきた歌のプレゼントをしました。曲は、レミオロメンの「3月9日」です。職員が歌っていると、6年生の児童は、紅白歌合戦のエンディングでペンライトを左右に振るような仕草で、腕を左右に振り、職員を盛り上げてくれました。歌っている自分自身、子どもたちの温かさに涙が出てきました。そして会場も、温かく和やかな雰囲気に包まれました。その後、各学年が作成したプレゼントを6年生に渡し、6年生が作成したプレゼントを各学年に渡しました。最後に6年生児童が、「これからもこの桜小学校をよろしくお願いします」の言葉とともに、上手な歌のプレゼントをしてくれて、会が幕を閉じました。
 終始、会場が温かい雰囲気に包まれ、心温まる1日のスタートとなりました。温かい心でお互いに感謝し合い、次へのステップに精一杯の声で、心からエールを送る。そんな姿を見て、桜小学校の子たちは、本当に良い子たちだなと、つくづく感じた「6年生を送る会」でした。
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