入梅前の爽やかな青空に、草木の緑が映え、季節の移り変わりがありありと感じられる季節となりました。先月、修学旅行や野外活動、各学年の校外学習が終わりました。どの学年においても、「あいさつと返事」「はき物をそろえる」「時間を守る」ことがきちんとできたようで、子どもたちも、季節の移り変わりとともに、成長してきたように思います。
他校でも同様のこととは思いますが、本校では、環境整備に特に力を入れています。「環境は人を作る、そしてその環境を作るのは、また人である」と言われます。環境が整っていると、お互いに気持ちよく生活できるだけでなく、汚してはいけない、とか、次の人に気持ちよく使ってもらえるようにしよう、といった気持ちが育ちます。子どもたちは、登校後、靴を下足箱に入れる際、手を添えて、かかとをそろえて入れています。靴が揃っていると、全体が整然として、気持ちも落ちつきます。昨年、靴をきちんとそろえて入れることは、自分だけのことではなく、全体の環境美化にもつながるということを朝礼で話しましたが、また改めて話していきたいと思います。
環境に気を配り始めると、物を大切に使おうとする気持ちが育ってくるように思います。人間は、物を作ることはできますが、その材料を作り出すことはできません。すべて自然からいただいた物を加工しているだけです。すべての物は、大地からいただいた物であり、たまたま今自分たちが使わせてもらっているだけです。ですから、使っているというより、使わせてもらっている、大切に使わせてもらおう、感謝して使おう、といった気持ちを子どもたちにもっていってほしいと願っています。今後とも、環境を整えることの大切さを子どもたちに語っていきたいと思います。