校長室から【7月】
そろそろ梅雨明けかと思いきや、また梅雨空が戻ってくるといった日が続いています。そんな暑い中、子どもたちは日々、一生懸命頑張っています。プールからの歓声もよりいっそう響いてきます。
7月4日(水)に、4年生の社会科で、愛知の産業について学ぶ中で、出前授業という形で地元企業の方から、もの作りについて学ぶ機会がありました。最初に、もの作りにかける思いや情熱などを語っていただき、後半は、10余名の現場の方々に直接ご指導いただき、銅板の打ち出し加工体験を行い、子どもたちはかわいらしい作品を作成しました。4年生の子どもたちは丁寧に指導される中、とても一生懸命に取り組みました。
この年代の子どもたちにとって、その道のプロの方に出会うことは、将来のためにもたいへん意義深いことであると、子どもたちが集中して取り組む姿を見ていて実感しました。また、先生以外の大人の方が一生懸命に、そして優しく丁寧に教えてくれる、そんな姿に触れることも、子どもたちにとっては良かったと実感しました。
少し前から、市庁舎の建て替え工事により、本校の東門から登下校する児童は、今までの通学路が通れないこともあり、市図書館棟の南側の軒下のところを登下校に使用させていただいていました。しかし、今回の大阪の地震をきっかけに、より安全な通路を検討した結果、図書館棟の1階廊下部分を登下校に使用するように、市長様自ら、そして市当局の皆様方が配慮してくださいました。事後の早急な対応と、子どもたちの安全を第一に考えてくださる対応をたいへんありがたく思いました。必要なことは、スピーディにという市の姿勢に改めて感謝する次第です。また、雨が降ると廊下が濡れて、子どもたちが滑るといけないとの配慮で、すべらないようにシートを貼って対策もしてくださっています。図書館棟の入口や出口の扉も、風などで閉まらないように、毎日、下校時刻に合わせてビニルひもで固定するなどの工夫もしてくださっています。
出前授業での優しく丁寧なご指導、今回の通学路でのご配慮のこと、このような心配りに巡り会う子どもたちは幸せであり、この先、きっと人に優しく接することのできる素晴らしい人として成長していくに違いないと思います。まわりの多くの方々にあらためて感謝する7月初旬です。