そっと目をこらして新緑を見つめていると、濃い緑、黄緑、ブルーがかった緑、さまざまな色彩に思わぬ発見をしてしまいます。季節は着実に進んできました。春というより初夏と言いたくなるような今日この頃です。
月曜日の朝礼で、子どもたちは、いつも体育館のガラスが割れるかと思うほどの大きな声で「おはようございます」とあいさつをしてくれます。このあいさつを聞くと、まさに心が洗われるといった心境になります。先日、海南病院の患者の方が、「桜小学校の子たちの大きなあいさつや歌声、体育の時の号令を聞くと、元気が出てくるわ」と話してくださいました。それを伺ったとき、どれぐらいの声で聞こえるのかなと思っていましたが、実際に海南病院へ行く機会があり、何気なく過ごしていると、大きな声が聞こえてきました。確かにこれを聞くと元気が出てくると思いました。朝の職員の打ち合わせで話をしたところ、担任の先生が子どもたちにそれを伝えてくれ、ある学級では、海南病院の方を見て歌っていたほどです。そんな子どもたちの、温かく素直な反応にも、うれしくなりました。
先日の朝礼で、「みなさんのこのあいさつを桜小学校の名物にしましょう」と話をしました。朝のあいさつ、授業時のあいさつ、体育の授業時の号令等々、気持ちの良いあいさつを職員も子どもたちも、お互いが交わし、薫風のように清々しい桜小学校にしていきたいと思います。
本校が取り組んでいる道徳の研究が進んできました。「いいとこみつけの木」も、もう間もなく、桜から若葉に変わります。階段の道徳標語も、間もなく新年度分に変わります。道徳の研究を通して、人の気持ちや考え方を柔軟に受けとめられる、正に心豊かな子どもたちを育てていきたいと思います。